錺 彫金 CAD ジュエリー ガイダンス

彫金ジュエリー情報
05 /21 2017
ワックスモデリング

彫金とは日本古来より伝わるタガネ類を使い様々な金属に彫刻を施す技術体系を指しますが、今日に於いては金属の装飾加工全般を指す錺(カザリ)と言う言葉を内包し一般的には貴金属や宝石を装身具に加工する技術全般を指す言葉に拡大解釈されました。

ワックスモデリング2

ワックスモデリングとは本来は歯科用に開発されたカービング(切削加工可能な)ワックスをヤスリやスパチュラ、ワックスペン等で加工して様々なジュエリーのワックス型(もしくは原型)を作る技法の事で、制作されたワックス型は、ロストワックスキャスティング(鋳造)と言う工程を経て、シルバーやその他の貴金属にキャストされます。

罪罰

ジュエリーCADとは一般的に 3DCAD と呼ばれる立体物を設計(デザイン)するソフトを使用して、ジュエリーやアクセサリーの立体データを作成するデジタル技術を指しますが、今日ではポリゴンソフトと呼ばれる 3DCG 系のソフトを使って具象系の作品を作る事も広義の意味に於いて含まれます。

アンティーク1

ジュエリーとは広義の意味に於いては装身具(アクセサリー・パーソナルオーナメント)全般を指す言葉で有り英語圏では、高価な貴金属や宝石を使用した装身具の事をファインジュエリーと呼び比較的安価な材料を使用したモノと区別しております。またインディアン ジュエリーやハワイアン ジュエリー等、特定の地域や民族の冠詞が付くジュエリーもファインジュエリーとは若干異なります。基本的に現代的なファインジュエリーの雛形の多くは、1900年代のヨーロッパ、特にフランスで創出され今日に伝わる技法やデザインの多くは、その時代に構築され第二次世界大戦等を挟み一部の特権階級だけのシンボル的存在だったモノが広く一般にも広まりました。

宝石

宝石(Gem stone)とは自然界に存在する様々な鉱物の中から宝石として分類されたモノを指す。その総数は、200種類を数え一般には流通しないレアーなモノから学術的には貴石と呼ばれるメジャーなモノまで今日では、ジュエリーに使われる用途以外にもコレクターズ アイテムとしても幅広く販売されております。

ダイヤモンド

ダイヤモンドは硬度が高く少々の加工でキズが付いたり割れる事は有り得ないと思われがちですが、テーパー形状なら少しの力でいとも簡単に中折れし、カレスやプリンセスなどスクエア形状ならコーナーに不要な力を入れると簡単に欠けます。また並列して石留めする時にダイヤとダイヤのガードルが接触した状態で力を掛けると片側もしくは両方の石のガードル部分が確実に割れます。メレサイズでの話と成りますが直接的な加熱加工にも強いが本体がプラチナの場合はダイヤの表面が焼けて真っ白に成る事も、18金の枠なら白くなる事は有りませんが加熱前に酸化防止剤や薄めたフラックスをしっかりと付着乾燥させる。過熱後は十分に除冷してから酸洗い等施さないと全体的にヒビ割れる可能性が高いです。

サファイア

一般に流通しているサファイアの多くは加熱処理を施して有ります。その結果、本来の強度を損なうのか?焼きのサファイアに関してはヤスリのエッジとかを強く押し当てると簡単にファセットエッジが小さく欠けます。加熱加工にはかなり強く吃驚する位に加熱しても急冷さえしなければ割れる心配も少ないがダイヤと同じで材料系以外の大きさのサファイアは加熱加工しない事が大原則です。

ルビー

ルビーの特性は同じコランダム(鉱物名)で有るサファイアと同じです。

エメラルド

エメラルドは加工性に関しては最悪な宝石、爪を軽く押しただけで雲母が剥がれる様に一部が欠けたり不用意に超音波洗浄機に入れると充填処理に用いたオイルが抜け見えなかったインクルージョンが忽然と姿を現す場合も。硬度的にはコランダムやトパーズ、スピネルに次ぐ硬さを持つが強力なバッファーやシリコンの赤ゴムでエッジが飛ぶ事も。加熱加工は絶対に駄目。

あくあまりん

アクアマリンは一見するとインクルージョンも無く強そうに見える外見に騙されると痛い目を見る宝石の代表格。特にペアシェイプの先端部分は爪留めの過程で破損する可能性も有る。基本的にグリーンベリルを加熱してアクアブルーに処理した宝石と言うのも関連しているかも知れないが鉱物学的にはエメラルドと同じなので加熱加工は不可等、その特性も有る程度に類似する。

パール

基本的に有機物の真珠(パール)に加熱加工は御法度。珊瑚と違って超音波洗浄に問題は無いが洗浄液にアルカリや酸が含まれると表面をやられる。硬度的には、やわらかくシリコンポイント等で簡単に削れるので、全ての加工を終えて仕上げしてから最後にノリ付けなり爪留めを施すのがベスト。

『彫金教室エンジェルリングへのリンク』

MOJ

1980年代の4年間、アメリカのジュエリースクールへ留学。日本に帰国後、宝飾品卸、ドメスティックブランド、ジュエリーショップ等で12年間の実務経験を積み、1999年に彫金教室を立ち上げる。その後にジュエリー CAD の探求に取り組み2008年にデジタル技術を用いてジュエリーやシルバーアクセサリーの OEM を請け負う株式会社を共同で起業しました。(^^♪